「和の癒し、かおり」のおもてなしをお届けする「畳」。畳には様々な効能があります。しかし、長年使用していると効果が薄れていきます。その為、定期的にリフレッシュする事をお勧めしてます。久々に畳のかほりを味わってみませんか?

畳は畳表・畳縁・畳床の三つから成り立っています。


「畳替え」は、状態によって3種類に分けられます



畳の畳表(ゴザや畳縁)を新しく取り替える工事の事です。畳床(土台)はそのまま使用します。通常「新畳」から5〜6年経過して、表面が茶色く変色したり、痛みが激しくなり、い草が毛羽立って衣服に付くようになってきたら替え時です。

また、前回「裏返し」をされた方も「表替え」となります。

表替えと言ってもい草の長さ、織っている糸によって様々な種類があります。

●い草の長さ




い草の長さによってランクが違ってきます。安い価格帯はい草の長さが100p程ですが、ランクが上の価格帯は140p以上のい草を使用します。また、一畳当たりの使用本数も安いのは約4,000本程度ですが、高いものだと約6,000本も使用します。それだけ目の積んだ丈夫な畳表になります。


●縦糸(編んでいる糸)

い草を編んでいる糸にも違いがあります。大きな違いは糸が「木綿糸」か「麻糸」かです。
木綿糸より麻糸の方が丈夫なので、使用している内に差がでます。









畳表(ゴザ)は表裏両面使用する事が出来ます。痛みが裏(畳床にくっ付いている面)まで及ばない内に「裏返し」をすると、青さの残るきれいな畳に替わります(表がえの様な香りや青さは戻りませんが…。また、品質によっては裏返しをしても余り戻らない場合があります)。

長期間(7〜8年以上)使用してから裏返しをしても、裏面の青さが褪せていたり、傷んだりしていて傷みが早くなります。また、シミになるものを溢してる場合、裏まで染みていると裏返しをしてもシミが残ってしまいます。
「裏返し」をご希望の方は、早めの工事をお勧めいたします。
※裏返しは板入畳や京間の場合は割増価格になります




畳表・畳縁、そして畳床(土台)全て新しく替える工事の事です。
何度も表替え・裏返しをしていると畳床も劣化していきます。畳の上を歩いていて凸凹する、フワフワした感じがする。よく出入りする箇所が極端に凹んでいる等、違和感を感じるようになったら替え時です。
採寸をしてから仕上がり迄期間を要しますので余裕をもってご注文下さい。なお、仕上がり迄既存の畳は収まっていますので、お部屋は通常通りご使用できます


●畳床(土台)について



普段、外観からは見えないのが畳床です。以前は畳床=稲わらとされてきましたが、近年では様々な材質の畳床が作られています。主に分けると三種類。「本畳床(藁床)」。「「スタイロ床(わらサンド床)」「建材床」の三種類になります。

〇藁(わら)床



藁床は、昔から使われている最も優れた畳床です。稲わら畳床の品質基準として等級が設けてあり特級から三級まで格付けされています



約40p以上の藁を約5p迄圧縮させます。畳床総重量を目安として、稲わら使用量がより多いものが良いとされています。藁床の藁の配層が【5段配】【6段配】があり、配層が多いものが良いとされています。また、上級品程装着間隔が細かくなります。
耐久性、調湿性、断熱性、保湿性に優れています。とりわけ調湿性に優れ、足で踏むとフワッとしたソフト感があります。また、吸音・防音効果も備えており、張替えを繰り返しても寿命が長いのが特徴です。

長所
・耐久性、調湿性、断熱性、保湿性に優れている
・藁の持つ吸放湿性が室内の環境改善に適している
・リサイクルや焼却処理に適している
・張替えをしても寿命が長い
短所
・密閉された近年の住空間では、ダニやカビが生じやすい
・建材畳床と比較し重い
・価格が割高である

〇スタイロ(わらサンド)床



フォーム、又はインシュレーションファイバーボードを藁で挟んだ畳床です。
わら床のクッション性とポリエスチレンフォームの断熱性、そして軽量化の長所を併せ持つ畳床です。藁床に比べて軽くダニが発生しにくいのが特徴です。また感触が藁床によく似ています。

長所
・藁床と比較して軽くなった。
・ポリスチレンフォームの持つ断熱性が畳に付加された
短所
・最近ではポリスチレンフォームのリサイクルが問題とされている

〇建材床
建材床にはT型、V型があります。

・T型

 

木質系の原料から畳用につくられた「畳ボード」を数層重ねて床を作成しています。このほか、耐久性、調湿性、吸音性、衝撃吸収性などに優れていますが、藁床・スタイロ床と比較するとそれほど有利というわけではありませんV型よりも耐久性があるので、人通りの激しいところなど、畳床への負荷が大きい場所(宴会場など)に適します。


・V型



中心にポリスチレンフォーム、上下をインシュレーションボードで挟んだタイプです。 安価で加工が容易なため、コストが下げられます。また、軽量で比較的湿度に強く、害虫も発生しにくくなっています。ただし、フォームはへたり出すと腰の抜けが早く、耐久性に劣ります。


長所・人工素材のため、虫がワラ畳より付きにくい・藁床に比べ安価。・湿度に強いのでマンション等気密性の高い部屋に適している
短所・寿命が短い。・傷や凹みの修理が難しい。・工業製品のためリサイクルに課題がある



〇衝撃緩和畳床(ケアケア畳)



2018年5月にJIS認定を受けた畳床です。押出法ポリスチレンフォーム材を芯材に使用し、省エネにも貢献します。転倒時等の衝撃を緩和してくれる為子育てやご高齢者対応の施設や住宅等、お子様やごお年寄りの過ごす環境に最適です。介護保険(住宅改修)対象の床です。

・長所
衝撃に強いので転倒時に怪我をしにくい。
環境にも優しい。
介護保険適用商品である
・短所
価格が高価である(床だけで17,000円(税抜)


また、各種畳工事とも、縁付き畳の他に縁無し畳や紋縁等の特殊畳も承ります。